今後の予定はリンクにあるFacebook JAMS地区研究会で更新し、日本マレーシア学会（JAMS）や東南アジア学会などのメーリングリストで告知します。
従来からの変更点は、マレーシア国内で対面開催しつつ、日本へもオンラインミックス開催することです。日馬双方からのご参加をお待ちします。
2022年01月24日
2022年地区研究会再開のお知らせ
2022年からの地区研究会再開が、1/23学会総会で報告、承認されました。
今後の予定はリンクにあるFacebook JAMS地区研究会で更新し、日本マレーシア学会（JAMS）や東南アジア学会などのメーリングリストで告知します。
従来からの変更点は、マレーシア国内で対面開催しつつ、日本へもオンラインミックス開催することです。日馬双方からのご参加をお待ちします。
今後の予定はリンクにあるFacebook JAMS地区研究会で更新し、日本マレーシア学会（JAMS）や東南アジア学会などのメーリングリストで告知します。
従来からの変更点は、マレーシア国内で対面開催しつつ、日本へもオンラインミックス開催することです。日馬双方からのご参加をお待ちします。
2009年01月23日
1月31日 研究会のお知らせ
御無沙汰いたしております。
会場・運営等の制約より、漸次研究会を開催することができませんでしたが、来る１月31日（土） 午後4時より、ミッドバレーの国際交流基金クアラルンプールにおきまして、2009年初回の研究会を開催させていただきます。
今回は、平素司会を務めております、マラヤ大学の辻 修次が2007年にトレンガヌ漁村で行ったフィールドワークをもとに、海亀保護について
お話させていただきます。
:::::::::::::::::::::以下ご案内:::::::::::::::::::::::::::::::::
日時: 2009年1月31日（土） 午後4時から
場所: 国際交流基金クアラルンプール
（ミッドバレー駅下車 徒歩１分）
18th Floor, Northpoint Block B, Mid-Valley City, Medan Syed Putra, 59200, Kuala Lumpur
メガモール（ノース・コート入口）の、道路を挟んだ真向かいの建物になります。ノース・コートからは歩道橋で通じております。２棟ある内の、歩道橋よりも奥側の棟の18階にあります
発表者：辻 修次（マラヤ大学 東南アジア研究科）
発表タイトル：「漁村は自然保護をどう受容しているかマ・ダエラ海亀サンクチュアリーの事例から
「自然保護は現地住民にとって、得体の知れない考え方である。」
WWFマレーシアは、トレンガヌ州マ・ダエラに海亀サンクチュアリーを設置するにあたり、こう述べた。
世界的に見て、地域住民と合意を作り、コミュニティーを巻き込む地域ぐるみ型が自然保護の手法として主流化している。マ・ダエラ
プロジェクトは、半島マレーシアにおける地域ぐるみ型の自然保護の実験場として位置づけられている。
しかし、地域ぐるみ・草の根の強調と裏腹に、漁村住民の声を体系的に集め、保護の枠組みに反映する試みは乏しく、漁民は冒頭に引用したＷＷＦの見解が象徴するように、単なる啓蒙の対象と位置づけられてきた。
この発表は、パズルに欠けたピースを補う試みである。ここでは、本来の主役である漁村の声を浮かび上がらせることが目標となる。漁民が自然保護をどう認知し、どう受容しているか、漁村でのインタビューを元に検討する。
会場・運営等の制約より、漸次研究会を開催することができませんでしたが、来る１月31日（土） 午後4時より、ミッドバレーの国際交流基金クアラルンプールにおきまして、2009年初回の研究会を開催させていただきます。
今回は、平素司会を務めております、マラヤ大学の辻 修次が2007年にトレンガヌ漁村で行ったフィールドワークをもとに、海亀保護について
お話させていただきます。
:::::::::::::::::::::以下ご案内:::::::::::::::::::::::::::::::::
日時: 2009年1月31日（土） 午後4時から
場所: 国際交流基金クアラルンプール
（ミッドバレー駅下車 徒歩１分）
18th Floor, Northpoint Block B, Mid-Valley City, Medan Syed Putra, 59200, Kuala Lumpur
メガモール（ノース・コート入口）の、道路を挟んだ真向かいの建物になります。ノース・コートからは歩道橋で通じております。２棟ある内の、歩道橋よりも奥側の棟の18階にあります
発表者：辻 修次（マラヤ大学 東南アジア研究科）
発表タイトル：「漁村は自然保護をどう受容しているかマ・ダエラ海亀サンクチュアリーの事例から
「自然保護は現地住民にとって、得体の知れない考え方である。」
WWFマレーシアは、トレンガヌ州マ・ダエラに海亀サンクチュアリーを設置するにあたり、こう述べた。
世界的に見て、地域住民と合意を作り、コミュニティーを巻き込む地域ぐるみ型が自然保護の手法として主流化している。マ・ダエラ
プロジェクトは、半島マレーシアにおける地域ぐるみ型の自然保護の実験場として位置づけられている。
しかし、地域ぐるみ・草の根の強調と裏腹に、漁村住民の声を体系的に集め、保護の枠組みに反映する試みは乏しく、漁民は冒頭に引用したＷＷＦの見解が象徴するように、単なる啓蒙の対象と位置づけられてきた。
この発表は、パズルに欠けたピースを補う試みである。ここでは、本来の主役である漁村の声を浮かび上がらせることが目標となる。漁民が自然保護をどう認知し、どう受容しているか、漁村でのインタビューを元に検討する。
2008年09月09日
【お知らせ】KL地区研究会 9月14日（日）
日本マレーシア研究会（ＪＡＭＳ） ＫＬ地区研究会にご参加の皆様
来る9月14日 日曜日、午後４時より一橋大学大学院博士課程の戸加里
康子さんをお迎えして、研究会を開催いたします。
クランタンでの長期のフィールドワークに基づく大変興味深い論題です。
この度より、ミッドバレーに移転しました国際交流基金クアラルンプール
にて開催の運びとなりました。今回は、研究会参加の皆様への新会場
のお披露目となりますので、どうぞふるってご参加ください。
国際交流基金移転先：
住所：18th Floor, Northpoint Block B, Mid-Valley City,
Medan Syed Putra, 59200,
Kuala Lumpur
メガモール（ノース・コート入口）の、道路を挟んだ真向かいの建物
になります。
ノース・コートからは歩道橋で通じております。
２棟ある内の、歩道橋よりも奥側の棟の18階にあります。
地図はこちら⇒
http://www.streetdirectory.net.my/malaysia/kl/travel.php?grande=1&star=55&trav
el_id=6043&travel_site=11/travel_no_/travel_agent_5054/travel_block_B-1-3,+(1/
F+Tower+B)/&x=797647.29&y=345268.38&level=7
＊＊＊＊＊＊＊＊（以下案内）＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
日時: ２００８年9月14日（日） 午後４時から
場所: 国際交流基金クアラルンプール（ミッドバレー駅下車 徒歩１分）
発表者：戸加里康子氏（一橋大学大学院博士課程）
発表タイトル：ワヤン・クリ・シアムの現状
ワヤン・クリ・シアム（ワヤン・シアム、または最近は
ワヤン・クリ・クランタンとも呼ばれる）は、
クランタン州を中心とする地域で演じられてきた大衆芸能である。
マレーシアには普通4種類のワヤン・クリ（影絵芝居）が
あるといわれているが、そのうち3つのワヤン・クリは現在演じる
人が全く、またはほとんどいない状況にある。
マレーシアでは最もポピュラーで、またもっとも多く上演されてきたと
いわれるワヤン・クリ・シアムも年々演じ手の数が減り、最盛期の
60年代には、クランタン州だけで300人以上のダラン（人形遣い）が
いたといわれているが、現在は10数人を数えるにすぎない。
ワヤン・クリ・シアムの衰退は、映画やTVなど近代的な娯楽の登場と、
イスラームに対する意識の変化が理由とされている。
また91年に州の政権がかわってから、上演の許可
が基本的に下りなくなっており、それも衰退に拍車を
かけたと考えられている。
州政府によるワヤン・クリの実質的な禁止は、
上演の前に行われる儀式や、特定の人形に対する考え方が
pemujaan（（偶像）崇拝）に当たるからとされている。クランタンで
は、ワヤン・クリを含む様々な芸能が行われる前に、
上演中の安全などを祈って、供物を用意し、呪文を唱える
buka panggung（舞台開き）と呼ばれる儀式が行われてきた。
また特定の人形を黄色い布でくるみ、跨がないよう、家の天井から
つるして保管しておくという実践も行われてきた。
州政府は（新聞報道を見る限り）ワヤン・クリについて
はこうした実践をしなければ上演を認めるという発言を
何度もしてきたが、現在まで上演の許可は一部を除き、
非常におりにくい状況が続いている。
また、当初はpemujaanが上演禁止の主な理由とされていたが、
禁止が長引くにつれ、話の内容や、人形を使うことなどまで、
禁止の理由として言及されるようになってきた。
ワヤン・クリ・シアムの演目はラーマヤナがローカライズした物語であるといわれる。
実際演じ手の間では、cerita bota maharaja wana（ワナ王物語）
（タイトルはダランによって異なる）というラーマヤナに非常によく似た
ストーリーがcerita pokok（幹の物語）として伝えられているが、
実際に演じられるのは、cerita ranting（枝の物語）
と呼ばれる物語群で、内容はcerita pokok以降の物語、
または同じキャラクターが登場する全く別の物語である。
こうした話の内容が、「ヒンドゥー的である」または「事実
に基づかない空想(khayalan)」であるとして、
批判されるようになっており、2003年にはこうした要素を排した
「新しいワヤン・クリ(wayang kulit versi baru)」が
DBP(Dewan Bahasa dan Pustaka)東部事務所の
イニシアティブで作られ、州政府からも承認を得たが、
ダランの間からは積極的にそれに応じていこうという姿勢は今のところ見えない。
その理由の一つは「新しいワヤン・クリ」に対する上演の依頼がが、
今のところそれほど多くないことがあげられる。
またダランや演じ手の多くは、
cerita bota maharaja wanaを「sejarah（歴史）」と呼び、それ以外の物語を
演じてもワヤン・クリは面白くない(tak sedap)という。
また特定の人形に供物を捧げたり、その力を信じることはpemujaan
として否定するものの、崇拝された人形が力を持ちうることは信じる人も多い。
さらに各郡(jajahan/daerah)の土地郡事務所
（Pejabat Tanah dan Jajahan
（コタ・バル市だけはMajlis Perbandaran Kota Bharu)）
から事前に上演許可を得なければならないワヤン・クリに対し、
病気の治療として行われるマイン・トゥリ
(main teri/peteri/puteri)は、ワヤン・クリと同じような
儀式が行われるものの、警察に口頭の許可を得ることで、
上演が広く行われている。またsilatなど禁止されていない芸能・武術などで
も、儀式として行われる際には、同じような儀式が行われている。
発表ではワヤン・クリ・シアムの概要と、この一年間クランタンで
観察したワヤン・クリやその他の芸能をめぐる実践について報告する。
来る9月14日 日曜日、午後４時より一橋大学大学院博士課程の戸加里
康子さんをお迎えして、研究会を開催いたします。
クランタンでの長期のフィールドワークに基づく大変興味深い論題です。
この度より、ミッドバレーに移転しました国際交流基金クアラルンプール
にて開催の運びとなりました。今回は、研究会参加の皆様への新会場
のお披露目となりますので、どうぞふるってご参加ください。
国際交流基金移転先：
住所：18th Floor, Northpoint Block B, Mid-Valley City,
Medan Syed Putra, 59200,
Kuala Lumpur
メガモール（ノース・コート入口）の、道路を挟んだ真向かいの建物
になります。
ノース・コートからは歩道橋で通じております。
２棟ある内の、歩道橋よりも奥側の棟の18階にあります。
地図はこちら⇒
http://www.streetdirectory.net.my/malaysia/kl/travel.php?grande=1&star=55&trav
el_id=6043&travel_site=11/travel_no_/travel_agent_5054/travel_block_B-1-3,+(1/
F+Tower+B)/&x=797647.29&y=345268.38&level=7
＊＊＊＊＊＊＊＊（以下案内）＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
日時: ２００８年9月14日（日） 午後４時から
場所: 国際交流基金クアラルンプール（ミッドバレー駅下車 徒歩１分）
発表者：戸加里康子氏（一橋大学大学院博士課程）
発表タイトル：ワヤン・クリ・シアムの現状
ワヤン・クリ・シアム（ワヤン・シアム、または最近は
ワヤン・クリ・クランタンとも呼ばれる）は、
クランタン州を中心とする地域で演じられてきた大衆芸能である。
マレーシアには普通4種類のワヤン・クリ（影絵芝居）が
あるといわれているが、そのうち3つのワヤン・クリは現在演じる
人が全く、またはほとんどいない状況にある。
マレーシアでは最もポピュラーで、またもっとも多く上演されてきたと
いわれるワヤン・クリ・シアムも年々演じ手の数が減り、最盛期の
60年代には、クランタン州だけで300人以上のダラン（人形遣い）が
いたといわれているが、現在は10数人を数えるにすぎない。
ワヤン・クリ・シアムの衰退は、映画やTVなど近代的な娯楽の登場と、
イスラームに対する意識の変化が理由とされている。
また91年に州の政権がかわってから、上演の許可
が基本的に下りなくなっており、それも衰退に拍車を
かけたと考えられている。
州政府によるワヤン・クリの実質的な禁止は、
上演の前に行われる儀式や、特定の人形に対する考え方が
pemujaan（（偶像）崇拝）に当たるからとされている。クランタンで
は、ワヤン・クリを含む様々な芸能が行われる前に、
上演中の安全などを祈って、供物を用意し、呪文を唱える
buka panggung（舞台開き）と呼ばれる儀式が行われてきた。
また特定の人形を黄色い布でくるみ、跨がないよう、家の天井から
つるして保管しておくという実践も行われてきた。
州政府は（新聞報道を見る限り）ワヤン・クリについて
はこうした実践をしなければ上演を認めるという発言を
何度もしてきたが、現在まで上演の許可は一部を除き、
非常におりにくい状況が続いている。
また、当初はpemujaanが上演禁止の主な理由とされていたが、
禁止が長引くにつれ、話の内容や、人形を使うことなどまで、
禁止の理由として言及されるようになってきた。
ワヤン・クリ・シアムの演目はラーマヤナがローカライズした物語であるといわれる。
実際演じ手の間では、cerita bota maharaja wana（ワナ王物語）
（タイトルはダランによって異なる）というラーマヤナに非常によく似た
ストーリーがcerita pokok（幹の物語）として伝えられているが、
実際に演じられるのは、cerita ranting（枝の物語）
と呼ばれる物語群で、内容はcerita pokok以降の物語、
または同じキャラクターが登場する全く別の物語である。
こうした話の内容が、「ヒンドゥー的である」または「事実
に基づかない空想(khayalan)」であるとして、
批判されるようになっており、2003年にはこうした要素を排した
「新しいワヤン・クリ(wayang kulit versi baru)」が
DBP(Dewan Bahasa dan Pustaka)東部事務所の
イニシアティブで作られ、州政府からも承認を得たが、
ダランの間からは積極的にそれに応じていこうという姿勢は今のところ見えない。
その理由の一つは「新しいワヤン・クリ」に対する上演の依頼がが、
今のところそれほど多くないことがあげられる。
またダランや演じ手の多くは、
cerita bota maharaja wanaを「sejarah（歴史）」と呼び、それ以外の物語を
演じてもワヤン・クリは面白くない(tak sedap)という。
また特定の人形に供物を捧げたり、その力を信じることはpemujaan
として否定するものの、崇拝された人形が力を持ちうることは信じる人も多い。
さらに各郡(jajahan/daerah)の土地郡事務所
（Pejabat Tanah dan Jajahan
（コタ・バル市だけはMajlis Perbandaran Kota Bharu)）
から事前に上演許可を得なければならないワヤン・クリに対し、
病気の治療として行われるマイン・トゥリ
(main teri/peteri/puteri)は、ワヤン・クリと同じような
儀式が行われるものの、警察に口頭の許可を得ることで、
上演が広く行われている。またsilatなど禁止されていない芸能・武術などで
も、儀式として行われる際には、同じような儀式が行われている。
発表ではワヤン・クリ・シアムの概要と、この一年間クランタンで
観察したワヤン・クリやその他の芸能をめぐる実践について報告する。
2008年08月06日
8月のKL地区研究会
日本マレーシア研究会（ＪＡＭＳ） ＫＬ地区研究会にご参加の皆様
ご無沙汰申し上げております。いかがお過ごしでしょうか。
来る8月9日 土曜日、午後４時よりアンパンパークの国際交流基金
クアラルンプールにおきまして、研究会を開催いたします。
また、8月16日 土曜日、午後５時よりミッドバレーのパープルケイン
ティーハウスにて、中国茶をいただきながら、
カジュアルな雰囲気でのサロン形式の研究会を開催いたします。
多くの方がマレーシアを訪れます時節、今月は特に３名の方にご発表を
お願いすることとなりました。
8月9日には、ロンドン大学東洋アフリカ学院博士課程の相原啓人さん、
マレーシア国民大学修士課程の浅井健太さんのお二人に、ご発表いただきます。
8月16日には、立教大学の舛谷鋭先生をお迎えして、お話を伺います。
本会は、学生・社会人の別を問わず、広く皆様のご参加を
お待ち申し上げております。なにとぞお誘いあわせのうえ、
お越しいただけますようお願い申し上げます。
＊＊＊＊＊＊＊＊（以下案内）＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
日時: ２００８年８月９日（土） 午後４時から
場所: 国際交流基金クアラルンプール
（ＬＲＴ Ampang Park 徒歩一分、Menara Citibank 30F)
http://www.jfkl.org.my/contact/location.php
発表者：相原啓人氏（ロンドン大学東洋アフリカ学院博士課程）
発表タイトル：【アブドゥラ政権下のＵＭＮＯにみるマレーシア政治経済の「
変わらないもの」と「変わるもの」】
本年度３月の総選挙。昨今のアンワール元副首相を巡る情勢、アブドゥラ首相による権限委譲発言。第一に、マレーシア現代政治経済を論じる際、国内情勢のみに焦点を絞った論考が目立つ。次に、マレーシアの政治経済学分野では、官民の関係を固定化して考える傾向が目立つ（例：Gomez 1991, 1994; Jomo andGomez 1997; Tan 2007）。
しかし、本論では、マレーシアを取り巻く国際・国内環境が急速に変化し、UMNOをはじめとする与党側がoperateする環境(theenvironment in which ruling partiesoperate)に変化が生じてきている点に着目し、マクロ的視点からみたこれら「変わるもの」がUMNOの組織構造や総裁の地位といった「変わらないもの」といかに融合しているかを主軸に置く。具体的には、インドやベトナムといった新興国の台頭、技術(Technology)を中心とするグローバリゼーションによって国際環境が変化している。一方、国内的には、高等教育へのアクセスの拡充などによって中間層の台頭が指摘されている。民営化といった内向きの実弾がなくなった今、UMNOの支持基盤を支えてきた非貿易財部門の伸びもままならない。まして、昨今の原材料高などによってこれら非貿易財部門が影響を受けることは否定できまい。
制度的にはUMNO総裁の地位は盤石とされている（例：中村正志の一連の研究）。しかし、これら変容する経済情勢は、大国とは到底言えないマレーシアが単独で解決できるたぐいのものではなく、UMNOの対応もそれ相応に変化する。実際、総選挙後、UMNO党員達は、①政権政党としての立場を保持しつつ、②党内での政争に勝ち残る、天秤に揺られている。広く捉えれば、マレーシアを取り囲む国際・国内環境が相互連関し、「変わるもの」として機能しているからである。７月１０日のアブドゥラの（ナジブへの）権限委譲発言も、低所得・中所得層に配慮した予算作り、第９次マレーシア計画中間報告書に関するアブドゥラ発言も、マレーシアを取り巻く環境が変化していることの証左といえる。
本論は、極めて暫定的な試論なるも、マレーシア政治経済学における新たなマクロ視点を提供することを目的とする。UMNO内部の情勢については、インターネットの報道をベースにUMNO党員に数多くインタビューすることでフォローする。
発表者：浅井 健太氏 （マレーシア国民大学修士課程）
発表タイトル：“ハントゥアと源為朝-伝説から英雄物語へ-”
対象はハントゥアの一生を描いたヒカヤットハントゥア、為朝の一生を描いた滝沢馬琴作品である椿説弓張月および両者の諸伝説となる。比較文学であるが重点はハントゥアにある。ヒカヤットハントゥア研究には長い歴史があり多くの成果がある一方で問題点もあり、写本の文献学上の整理が殆どなされていないこと、多くの研究が物語前半、主にジュバットとの決闘に集中するという傾向、マレーの国民的英雄としてのみの作品解釈、フルバラン（‘兵(つわもの)’）の物語という側面及び他民族の人達との関わりへの言及が少ないという欠点もある。本論では文献学には触れず、異文化圏の作品の比較を通して以下の点を考えてみる。雑多な伝説がいかにして一貫した物語に成長したか。
伝説と英雄物語の中のハントゥアにはどのような異同があるか。以上、現在考えているところを提示し大方の批判をお願いしたい。
日時: 2008年8月16日（土） 午後5時から
場所: パープルケインティーハウス ミッドバレー店
発表者：舛谷 鋭氏（立教大学観光学部教授）
発表タイトル：マレーシアにおけるポストコロニアルツーリズムの現在
マレーシアは日本占領をはさむ英領マラヤ時代を経て独立を果たした。こうした植民地時代から50年、すでにポストコロニアル世代が中心となった現在、日本軍政を含むコロニアルな景観はどのようにまなざされているか。本報告では日本人とマレーシア華人の書き物を材料に、戦跡を含むポストコロニアルサイトについて、世代差や今後の展望を考察する。
ご無沙汰申し上げております。いかがお過ごしでしょうか。
来る8月9日 土曜日、午後４時よりアンパンパークの国際交流基金
クアラルンプールにおきまして、研究会を開催いたします。
また、8月16日 土曜日、午後５時よりミッドバレーのパープルケイン
ティーハウスにて、中国茶をいただきながら、
カジュアルな雰囲気でのサロン形式の研究会を開催いたします。
多くの方がマレーシアを訪れます時節、今月は特に３名の方にご発表を
お願いすることとなりました。
8月9日には、ロンドン大学東洋アフリカ学院博士課程の相原啓人さん、
マレーシア国民大学修士課程の浅井健太さんのお二人に、ご発表いただきます。
8月16日には、立教大学の舛谷鋭先生をお迎えして、お話を伺います。
本会は、学生・社会人の別を問わず、広く皆様のご参加を
お待ち申し上げております。なにとぞお誘いあわせのうえ、
お越しいただけますようお願い申し上げます。
＊＊＊＊＊＊＊＊（以下案内）＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
日時: ２００８年８月９日（土） 午後４時から
場所: 国際交流基金クアラルンプール
（ＬＲＴ Ampang Park 徒歩一分、Menara Citibank 30F)
http://www.jfkl.org.my/contact/location.php
発表者：相原啓人氏（ロンドン大学東洋アフリカ学院博士課程）
発表タイトル：【アブドゥラ政権下のＵＭＮＯにみるマレーシア政治経済の「
変わらないもの」と「変わるもの」】
本年度３月の総選挙。昨今のアンワール元副首相を巡る情勢、アブドゥラ首相による権限委譲発言。第一に、マレーシア現代政治経済を論じる際、国内情勢のみに焦点を絞った論考が目立つ。次に、マレーシアの政治経済学分野では、官民の関係を固定化して考える傾向が目立つ（例：Gomez 1991, 1994; Jomo andGomez 1997; Tan 2007）。
しかし、本論では、マレーシアを取り巻く国際・国内環境が急速に変化し、UMNOをはじめとする与党側がoperateする環境(theenvironment in which ruling partiesoperate)に変化が生じてきている点に着目し、マクロ的視点からみたこれら「変わるもの」がUMNOの組織構造や総裁の地位といった「変わらないもの」といかに融合しているかを主軸に置く。具体的には、インドやベトナムといった新興国の台頭、技術(Technology)を中心とするグローバリゼーションによって国際環境が変化している。一方、国内的には、高等教育へのアクセスの拡充などによって中間層の台頭が指摘されている。民営化といった内向きの実弾がなくなった今、UMNOの支持基盤を支えてきた非貿易財部門の伸びもままならない。まして、昨今の原材料高などによってこれら非貿易財部門が影響を受けることは否定できまい。
制度的にはUMNO総裁の地位は盤石とされている（例：中村正志の一連の研究）。しかし、これら変容する経済情勢は、大国とは到底言えないマレーシアが単独で解決できるたぐいのものではなく、UMNOの対応もそれ相応に変化する。実際、総選挙後、UMNO党員達は、①政権政党としての立場を保持しつつ、②党内での政争に勝ち残る、天秤に揺られている。広く捉えれば、マレーシアを取り囲む国際・国内環境が相互連関し、「変わるもの」として機能しているからである。７月１０日のアブドゥラの（ナジブへの）権限委譲発言も、低所得・中所得層に配慮した予算作り、第９次マレーシア計画中間報告書に関するアブドゥラ発言も、マレーシアを取り巻く環境が変化していることの証左といえる。
本論は、極めて暫定的な試論なるも、マレーシア政治経済学における新たなマクロ視点を提供することを目的とする。UMNO内部の情勢については、インターネットの報道をベースにUMNO党員に数多くインタビューすることでフォローする。
発表者：浅井 健太氏 （マレーシア国民大学修士課程）
発表タイトル：“ハントゥアと源為朝-伝説から英雄物語へ-”
対象はハントゥアの一生を描いたヒカヤットハントゥア、為朝の一生を描いた滝沢馬琴作品である椿説弓張月および両者の諸伝説となる。比較文学であるが重点はハントゥアにある。ヒカヤットハントゥア研究には長い歴史があり多くの成果がある一方で問題点もあり、写本の文献学上の整理が殆どなされていないこと、多くの研究が物語前半、主にジュバットとの決闘に集中するという傾向、マレーの国民的英雄としてのみの作品解釈、フルバラン（‘兵(つわもの)’）の物語という側面及び他民族の人達との関わりへの言及が少ないという欠点もある。本論では文献学には触れず、異文化圏の作品の比較を通して以下の点を考えてみる。雑多な伝説がいかにして一貫した物語に成長したか。
伝説と英雄物語の中のハントゥアにはどのような異同があるか。以上、現在考えているところを提示し大方の批判をお願いしたい。
日時: 2008年8月16日（土） 午後5時から
場所: パープルケインティーハウス ミッドバレー店
発表者：舛谷 鋭氏（立教大学観光学部教授）
発表タイトル：マレーシアにおけるポストコロニアルツーリズムの現在
マレーシアは日本占領をはさむ英領マラヤ時代を経て独立を果たした。こうした植民地時代から50年、すでにポストコロニアル世代が中心となった現在、日本軍政を含むコロニアルな景観はどのようにまなざされているか。本報告では日本人とマレーシア華人の書き物を材料に、戦跡を含むポストコロニアルサイトについて、世代差や今後の展望を考察する。
2008年05月08日
世話人交替のお知らせ
皆様
この度、東京外国語大学博士後期課程の佐藤 理緒が
塩崎（久志本）裕子を引継ぎ、世話人となりました。
マラヤ大学 辻 修次は引き続き世話人に残留いたします。
新世話人の連絡先は、
佐藤 理緒 riogarnet@yahoo.co.jp
辻 修次 fwhi6229@nifty.com
となります。研究会にての発表のご希望や、
こんな話を聞いてみたい、といったご希望など御座いましたら
上記のアドレスまでお知らせ願えれば幸いに存じます。
今後とも参加者の皆様のお力をお借りしながら
研究会をさらに充実したものにして参りたいと思います。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
この度、東京外国語大学博士後期課程の佐藤 理緒が
塩崎（久志本）裕子を引継ぎ、世話人となりました。
マラヤ大学 辻 修次は引き続き世話人に残留いたします。
新世話人の連絡先は、
佐藤 理緒 riogarnet@yahoo.co.jp
辻 修次 fwhi6229@nifty.com
となります。研究会にての発表のご希望や、
こんな話を聞いてみたい、といったご希望など御座いましたら
上記のアドレスまでお知らせ願えれば幸いに存じます。
今後とも参加者の皆様のお力をお借りしながら
研究会をさらに充実したものにして参りたいと思います。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2008年04月24日
5月10日 研究会のお知らせ
来る５月10日 土曜日、午後４時よりアンパンパークの国際交流基金
クアラルンプールにおきまして、研究会を開催いたします。
今回は、ご参加の皆様も良くご存知の塩崎（久志本）裕子さんに
お話いただきます。
本会は、学生・社会人の別を問わず、広く皆様のご参加を
お待ち申し上げております。なにとぞお誘いあわせのうえ、
お越しいただけますようお願い申し上げます。
＊＊＊＊＊＊＊＊（以下案内）＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
日時: ２００８年５月１０日（土） 午後４時から
場所: 国際交流基金クアラルンプール
（ＬＲＴ Ampang Park 徒歩一分、Menara Citibank 30F)
http://www.jfkl.org.my/contact/location.php
発表者：久志本裕子さん（東京外国語大学大学院）
発表タイトル：
「イスラームを学ぶということ：伝統的形態と現代的形態」
要旨
ムスリムとは、イスラームの教えを信じ、その教えにのっとって生きる人々であるが、個々のムスリムがその「イスラーム」というものをどのように理解しているかには大きな差がありうる。ある時代の、あるムスリム社会の人々の発想や行動を理解するためには、その人々がどのようにイスラームを学んでいるのかを考察することが手がかりとなる。
人類学を専攻する発表者は、現代のムスリム社会を理解する一つの切り口として、マレーシアを事例に、人々がどこで、どのようにイスラームを学ぶのかを調査してきた。
今回の発表ではまず、現代のマレーシアでは、どのようなイスラームの学びの場が存在するのかを概観し、次に現代のあり方が伝統的な学びの形態とどのように異なるのかを比較する。1980年代前後のイスラーム復興期を経て、社会におけるイスラームの存在感が明らかに増したマレーシアでは、イスラームの学びの機会も絶対的に増加したといえる。しかし、その学びのあり方や内容は、伝統的なそれとは異なる部分も多い。発表では、イスラームの学びの伝統的形態と現代的形態の比較を通じて、この変化がマレーシア社会の変化とどのように関連しているのか、また現代のマレーシア・ムスリムにとってどのような意味を持つのかを考えてみたい。
クアラルンプールにおきまして、研究会を開催いたします。
今回は、ご参加の皆様も良くご存知の塩崎（久志本）裕子さんに
お話いただきます。
本会は、学生・社会人の別を問わず、広く皆様のご参加を
お待ち申し上げております。なにとぞお誘いあわせのうえ、
お越しいただけますようお願い申し上げます。
＊＊＊＊＊＊＊＊（以下案内）＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
日時: ２００８年５月１０日（土） 午後４時から
場所: 国際交流基金クアラルンプール
（ＬＲＴ Ampang Park 徒歩一分、Menara Citibank 30F)
http://www.jfkl.org.my/contact/location.php
発表者：久志本裕子さん（東京外国語大学大学院）
発表タイトル：
「イスラームを学ぶということ：伝統的形態と現代的形態」
要旨
ムスリムとは、イスラームの教えを信じ、その教えにのっとって生きる人々であるが、個々のムスリムがその「イスラーム」というものをどのように理解しているかには大きな差がありうる。ある時代の、あるムスリム社会の人々の発想や行動を理解するためには、その人々がどのようにイスラームを学んでいるのかを考察することが手がかりとなる。
人類学を専攻する発表者は、現代のムスリム社会を理解する一つの切り口として、マレーシアを事例に、人々がどこで、どのようにイスラームを学ぶのかを調査してきた。
今回の発表ではまず、現代のマレーシアでは、どのようなイスラームの学びの場が存在するのかを概観し、次に現代のあり方が伝統的な学びの形態とどのように異なるのかを比較する。1980年代前後のイスラーム復興期を経て、社会におけるイスラームの存在感が明らかに増したマレーシアでは、イスラームの学びの機会も絶対的に増加したといえる。しかし、その学びのあり方や内容は、伝統的なそれとは異なる部分も多い。発表では、イスラームの学びの伝統的形態と現代的形態の比較を通じて、この変化がマレーシア社会の変化とどのように関連しているのか、また現代のマレーシア・ムスリムにとってどのような意味を持つのかを考えてみたい。
2008年02月20日
３月研究会
日時: ２００８年３月９日（日） 午後４時から
場所: 国際交流基金クアラルンプール
（ＬＲＴ Ampang Park 徒歩一分、Menara Citibank 30F)
http://www.jfkl.org.my/contact/location.php
講師：岡本 義輝氏
（宇都宮大学大学院国際学研究科博士課程・
元シャープマレーシア マネージングダイレクター）
発表題目:「研究開発（R&D）の国際移転論」
－マレーシアにおける日系AV企業R&D移転の実証的研究―
要旨:
1985年のプラザ合意以降、日系企業は円高の対応として生産部門の東南アジアへの移転を拡大して行った。マレーシアの日系企業数は1986年の477社が2000年には1,420社と約3倍に増加している。中でも日系家電企業の多くはマレーシアを移転国として選択した。大手では松下、ソニー、JVC、シャープ、日立等がマレーシア国内に多くの生産工場を持っている。
1990年ごろからAV部門を中心に商品開発を行うR&D部門のマレーシア移転が急速に進んでいった。当初は、基本設計は日本で行い、マレーシアでは商品の外観の色や一部の仕様を変える等の、いわゆるマイナーチェンジ設計を行うところから始まった。しかし10年間にマレーシア側R&Dの技術力も向上し、2000年になると日本の手助けなしでほゞ自立設計が出来るようになった。設計対象商品の生産地もマレーシア国内のみから全世界へとグローバル化し、日本で設計を全くしていない商品も増えて来ている。
多国籍企業の国際移転が、①営業、②生産部門、③研究開発の順に行われて来た。そして、多くの先行研究は、日系企業は、②は成功しているが、①、③はうまく行っていないと述べている。
拙稿は②に着目し、世界の工場向けAV機器設計の中心地として位置づけられるようになったマレーシアにおける日系AV企業11社の R&D部門を対象として実施した調査（2003～2004年）を分析する。具体的には、日系R&D部門における全技術者1,148人の属性、教育歴、設計担当を明らかにする。さらに外資系企業3社とマレーシアの国私立「ベスト7大学」での聞き取り調査の結果を踏まえて、質の高いローカル技術者を受け入れ、現地化するための日系AV企業R&D部門へ課題について述べる。
場所: 国際交流基金クアラルンプール
（ＬＲＴ Ampang Park 徒歩一分、Menara Citibank 30F)
http://www.jfkl.org.my/contact/location.php
講師：岡本 義輝氏
（宇都宮大学大学院国際学研究科博士課程・
元シャープマレーシア マネージングダイレクター）
発表題目:「研究開発（R&D）の国際移転論」
－マレーシアにおける日系AV企業R&D移転の実証的研究―
要旨:
1985年のプラザ合意以降、日系企業は円高の対応として生産部門の東南アジアへの移転を拡大して行った。マレーシアの日系企業数は1986年の477社が2000年には1,420社と約3倍に増加している。中でも日系家電企業の多くはマレーシアを移転国として選択した。大手では松下、ソニー、JVC、シャープ、日立等がマレーシア国内に多くの生産工場を持っている。
1990年ごろからAV部門を中心に商品開発を行うR&D部門のマレーシア移転が急速に進んでいった。当初は、基本設計は日本で行い、マレーシアでは商品の外観の色や一部の仕様を変える等の、いわゆるマイナーチェンジ設計を行うところから始まった。しかし10年間にマレーシア側R&Dの技術力も向上し、2000年になると日本の手助けなしでほゞ自立設計が出来るようになった。設計対象商品の生産地もマレーシア国内のみから全世界へとグローバル化し、日本で設計を全くしていない商品も増えて来ている。
多国籍企業の国際移転が、①営業、②生産部門、③研究開発の順に行われて来た。そして、多くの先行研究は、日系企業は、②は成功しているが、①、③はうまく行っていないと述べている。
拙稿は②に着目し、世界の工場向けAV機器設計の中心地として位置づけられるようになったマレーシアにおける日系AV企業11社の R&D部門を対象として実施した調査（2003～2004年）を分析する。具体的には、日系R&D部門における全技術者1,148人の属性、教育歴、設計担当を明らかにする。さらに外資系企業3社とマレーシアの国私立「ベスト7大学」での聞き取り調査の結果を踏まえて、質の高いローカル技術者を受け入れ、現地化するための日系AV企業R&D部門へ課題について述べる。
2008年01月21日
THE 6TH INTERNATIONAL MALAYSIAN STUDIES CONFERENCE (MSC6)
Date: 5-7 August 2008
(Tuesday-Thursday)
Theme: Engaging Malaysian Modernity: 50 Years and Beyond
Venue: Crowne Plaza Hotel
Kuching, Sarawak, Malaysia
MSC6 CONVENORS
Persatuan Sains Sosial Malaysia (in English: Malaysian Social
Science Association – PSSM) will be convening the 6th International Malaysian Studies Conference (MSC6) on 5-7 August 2008 at the
Crowne Plaza Hotel, Kuching, Sarawak. The Faculty of Social
Science, Universiti Malaysia Sarawak (Unimas), Sarawak, is our
co-convenor and host.
OBJECTIVES
Since its inception, the primary objective of the biennial
Malaysian Studies Conference (MSC) is to bring together scholars,
both Malaysians and Malaysianists, for the purpose of scholarly
exchange and interaction based on their research findings and
reflections on Malaysia. The MSC also aims to analyse issues and
problems relating to contemporary Malaysia, and to compare the
Malaysian experience with that of various countries in the world,
especially that of Malaysia’s neighbours. Another objective of
the MSC is to examine the state of Malaysian studies and to
suggest ways for its advancement. For MSC6 in particular,
taking advantage of it being held in Sarawak, it is hoped that
special attention is given to Borneo studies as part of Malaysian
studies.
THEME
The theme of MSC6 is “Engaging Malaysian Modernity: 50 Years and
Beyond”. As is generally acknowledged, development and modernisation
often go together. In the context of Malaysia, modernisation as a new
historical phase in the transformation of this country began well
before 1957, beginning perhaps with the intrusion of Western
influence, particularly the imposition of British colonial rule.
Malaysia, or what was then known as ‘Tanah Melayu’ or Malaya, as
well as Sabah and Sarawak, had since then adopted a modern form of
government, public administration, education system, new modes of
economic production, and certain new ways of social life. Such
structural changes in Malaysian society have also been accompanied by
cultural changes.
With the establishment of an independent national government and
various development policies since Merdeka, the processes of
modernisation continued with greater vigour. During the last 50 years,
Malaysia has been under five different administrations from the time
of Tunku Abdul Rahman to the present Dato’ Seri Abdullah Ahmad
Badawi. Each administration brought its own style of governance and
steered the course of Malaysian modernisation further.
However, the evolution of Malaysian modernity in the last five
decades is a complex process especially under the impact of
accelerated globalisation. It is characterised by both convergences
and contestations, similarities and contrasts, as well as adaptation,
accommodation, hybridisation and dislocations. This story indeed
cannot be told enough. We have witnessed the emergence of an
impressive array of modern physical landscapes, especially in bustling
cities and towns, while rural areas too have been equipped with modern
infrastructure. Nevertheless, there are important questions to be
addressed. These include the political, economic, educational, social,
cultural, and religious, dimensions of modernisation. Modernisation
and modernity too can be viewed at many levels -- national, regional
and local. While modern urban living may be seen at the national
level, at the regional and local levels, some regions and states still
operate very much within the ambit of traditional settings. At the
local level, many indigenous communities such as the Orang Asli in
Peninsular Malaysia, and the indigenous communities of Sarawak and
Sabah still continue with their traditional ways of life, including
practising age-old methods of cultivation and beliefs.
Given these complex, at times bewildering and contradictory processes,
it is important to critically discuss Malaysian modernisation and
modernity after 50 years of Independence and also to anticipate its
future in the twenty first century. Some important questions pertinent
for discussion include: What has gone into the making of Malaysian
modernisation and modernity, and are the forces in its formation
stable and enduring? What is the nature of the Malaysian modernisation
process especially between Peninsular Malaysia and the Eastern States
of Sarawak and Sabah, as well as between urban and rural areas, among
ethnic groups and across the gender divide? What are the implications
of this process? What are the driving forces of change and possible
trajectories into the future? What alterative futures are being
imagined?
Some of the key issues that can be discussed include, but are not
necessarily limited to the following sub-themes:
•Interrogating modernisation and modernity
•Late capitalism, post-modernity and culture
•Globalisation, indigenous communities and indigenous knowledge
•Economic development and social inequality
•Good governance, human security and environment
•Gender and modernity
•International relations and trade
•Social and cultural change
•Religion, ethnicity and identity
•Globalisation and the nation-state
•Urbanisation, education and health
•Youth and modernity
•Media, IT and communication
•Literature and history
•Imagining alternative futures
While the focus will be on the above sub-themes, in the tradition
of the past five MSCs, we also welcome papers that will be presented
on the broad subject of “Malaysian Studies” conceived in the
fashion of area studies but related to the Conference’s theme.
With these issues and questions in mind, it is hoped that the 6th
International Malaysian Studies Conference will serve as an important
platform for the exchange of research findings and ideas on this
important theme of ‘Engaging Malaysian Modernity: 50 Years and
Beyond’.
CONFERENCE PROGRAMME
The Conference programme will consist of panels of papers, organised
as much as possible under a common theme. Each panel will consist of
3-4 paper presenters and a chair who also serves as discussant.
Participants are encouraged to form their own panels for this
Conference based on the subthemes outlined above or on other
dimensions of Malaysian Studies.
PANEL PROPOSALS
As has been the practice of past MSCs, there are three different
channels of paper presentation, as follows:
•Institutional panels – These are panels organised by institutions
such as research institutes and faculties.
•Thematic panels – These are panels organised by convenors on
selected themes. The convenor is responsible for deciding on
the theme and organising the presenters.
•Individual panels – These are panels consisting of individual
paper presenters. Individual paper presenters are welcome to
contribute. The Organising Committee will try to group such
papers accordingly, either into a thematic panel if they fall
under a common theme, or otherwise into omnibus panels, that
is, panels that need not necessarily address a common theme.
Note: As has been the practice of past MSCs, institutional panels
will bear the institution’s name as a means to raise the profile
of the institution. In return, the institution has to pay an
institutional registration fee of RM500. This does not include
the registration fee for each individual paper presenter (see below).
The participating institution may organise more than one
institutional panel at no extra cost.
SUBMISSION OF ABSTRACTS
Those intending to present papers at MSC6 must submit an abstract
of about 150 words to the MSC6 Secretariat latest by 15 March 2008.
Soft copies of the full written papers must be submitted latest
by 1 July 2008.
Those who plan to organise institutional or thematic panels should
also submit their panel abstracts by the same date. Individual
paper abstracts must be submitted together with panel abstracts.
The Organising Committee will vet all panel and paper proposals and
inform the proposer in due time of the outcome. To ensure the smooth
running of the Conference, the Organising Committee reserves the
right to accept or reject any panel or paper proposal. It is also
the right of the Organising Committee to proceed with or call off
any panel due to unforeseen circumstances.
As has been the past practice of MSCs, only those with full
papers will be allowed to make presentations at the Conference.
PowerPoint notes are note considered as papers.
Roundtables or forums on selected topics that need not necessarily
have written papers can only be organised by the MSC6 Organising
Committee.
REGISTRATION FEE
Participants who register early will enjoy the benefit of pre-
registration. The closing date for early or pre-registration is
15 June 2008. All registration after that date will be charged as
per normal. The registration fees are as follows:
Participants from & in Malaysia
PSSM members
Pre-registration RM300
After 15 June 2008 RM350
Non-members
Pre-registration RM400
After 15 June 2008 RM500
PSSM student members
Pre-registration RM130
After 15 June 2008 RM180
Students (non-members)
Pre-registration RM180
After 15 June 2008 RM230
Participants from abroad
PSSM members
Pre-registration USD130
After 15 June 2008 USD150
Non-members
Pre-registration USD150
After 15 June 2008 USD170
All Conference participants, including paper presenters, have
to pay their registration fees.
MODES OF PAYMENT
Those in Malaysia who want to pay their registration fees can
transmit their payment in Malaysian Ringgit by bank draft, money
order or postal order, payable to Persatuan Sains Sosial Malaysia
at the address below. Alternatively they can deposit the sum
directly into the Association’s bank account (see below), fax
the receipt to the Association with their name and MSC6 printed on
it, and bring the original receipt to the Conference as proof of
payment.
Please note that the practice of payment by cheque is discontinued
for MSC6 to avoid unnecessary technical problems.
Participants who reside overseas can transmit their payment in
US dollars directly into the Association’s bank account and fax
a copy of the receipt to the Association with their name and MSC6
printed on it. The payer, however, must bear any bank charges
incurred in the transaction and must bring the original receipt
to the Conference as proof of payment.
Those who want to pay at the time of registration on the day of
the Conference may do so only in Malaysian Ringgit by cash.
The Association’s bank account is as follows:
Name of payee : Persatuan Sains Sosial Malaysia
Name of bank : Commerce International Malaysia Berhad (CIMB)
Universiti Malaya Branch
Jalan Pantai Baru, Kuala Lumpur, Malaysia
Account Number : 1440-0005156-05-6
Swift code : CIBBMMYKL14400005156056
ACCOMMODATION
The Secretariat, is not responsible for hotel booking or any
other accommodation arrangements. Participants are required to
arrange their own accommodation. However, the Secretariat is
making arrangements for a special rate for MSC6 participants
at the Crowne Plaza Hotel, our conference venue, in Kuching.
There are also a number of budget hotels within walking distance
from the venue. The Secretariat will also make arrangements for
a special rate with these hotels. Please visit the hotel websites
for further information. (Detail information will follow).
ENQUIRIES
All abstracts, full papers and enquiries regarding MSC6 should be
sent to MSC6 Secretariat, Ms. Azlina Abdullah,
Email : pssmalaysia@yahoo.com or alin052@yahoo.com
and cc to Ms Sharifah Zarina Syed Zakaria
szarina@pkrisc.cc.ukm.my
Telephone : 6-03-8921 4175 / 4235 / 5161
Address : (Att: Ms. Azlina Abdullah)
c/o Institute of Malaysian and International Studies (IKMAS)
Universiti Kebangsaan Malaysia
43600 UKM Bangi
Selangor, Malaysia
Please visit organisation’s homepage at
http://pssmalaysia.tripod.com for further information
regarding the Association as well as other information.
(Tuesday-Thursday)
Theme: Engaging Malaysian Modernity: 50 Years and Beyond
Venue: Crowne Plaza Hotel
Kuching, Sarawak, Malaysia
MSC6 CONVENORS
Persatuan Sains Sosial Malaysia (in English: Malaysian Social
Science Association – PSSM) will be convening the 6th International Malaysian Studies Conference (MSC6) on 5-7 August 2008 at the
Crowne Plaza Hotel, Kuching, Sarawak. The Faculty of Social
Science, Universiti Malaysia Sarawak (Unimas), Sarawak, is our
co-convenor and host.
OBJECTIVES
Since its inception, the primary objective of the biennial
Malaysian Studies Conference (MSC) is to bring together scholars,
both Malaysians and Malaysianists, for the purpose of scholarly
exchange and interaction based on their research findings and
reflections on Malaysia. The MSC also aims to analyse issues and
problems relating to contemporary Malaysia, and to compare the
Malaysian experience with that of various countries in the world,
especially that of Malaysia’s neighbours. Another objective of
the MSC is to examine the state of Malaysian studies and to
suggest ways for its advancement. For MSC6 in particular,
taking advantage of it being held in Sarawak, it is hoped that
special attention is given to Borneo studies as part of Malaysian
studies.
THEME
The theme of MSC6 is “Engaging Malaysian Modernity: 50 Years and
Beyond”. As is generally acknowledged, development and modernisation
often go together. In the context of Malaysia, modernisation as a new
historical phase in the transformation of this country began well
before 1957, beginning perhaps with the intrusion of Western
influence, particularly the imposition of British colonial rule.
Malaysia, or what was then known as ‘Tanah Melayu’ or Malaya, as
well as Sabah and Sarawak, had since then adopted a modern form of
government, public administration, education system, new modes of
economic production, and certain new ways of social life. Such
structural changes in Malaysian society have also been accompanied by
cultural changes.
With the establishment of an independent national government and
various development policies since Merdeka, the processes of
modernisation continued with greater vigour. During the last 50 years,
Malaysia has been under five different administrations from the time
of Tunku Abdul Rahman to the present Dato’ Seri Abdullah Ahmad
Badawi. Each administration brought its own style of governance and
steered the course of Malaysian modernisation further.
However, the evolution of Malaysian modernity in the last five
decades is a complex process especially under the impact of
accelerated globalisation. It is characterised by both convergences
and contestations, similarities and contrasts, as well as adaptation,
accommodation, hybridisation and dislocations. This story indeed
cannot be told enough. We have witnessed the emergence of an
impressive array of modern physical landscapes, especially in bustling
cities and towns, while rural areas too have been equipped with modern
infrastructure. Nevertheless, there are important questions to be
addressed. These include the political, economic, educational, social,
cultural, and religious, dimensions of modernisation. Modernisation
and modernity too can be viewed at many levels -- national, regional
and local. While modern urban living may be seen at the national
level, at the regional and local levels, some regions and states still
operate very much within the ambit of traditional settings. At the
local level, many indigenous communities such as the Orang Asli in
Peninsular Malaysia, and the indigenous communities of Sarawak and
Sabah still continue with their traditional ways of life, including
practising age-old methods of cultivation and beliefs.
Given these complex, at times bewildering and contradictory processes,
it is important to critically discuss Malaysian modernisation and
modernity after 50 years of Independence and also to anticipate its
future in the twenty first century. Some important questions pertinent
for discussion include: What has gone into the making of Malaysian
modernisation and modernity, and are the forces in its formation
stable and enduring? What is the nature of the Malaysian modernisation
process especially between Peninsular Malaysia and the Eastern States
of Sarawak and Sabah, as well as between urban and rural areas, among
ethnic groups and across the gender divide? What are the implications
of this process? What are the driving forces of change and possible
trajectories into the future? What alterative futures are being
imagined?
Some of the key issues that can be discussed include, but are not
necessarily limited to the following sub-themes:
•Interrogating modernisation and modernity
•Late capitalism, post-modernity and culture
•Globalisation, indigenous communities and indigenous knowledge
•Economic development and social inequality
•Good governance, human security and environment
•Gender and modernity
•International relations and trade
•Social and cultural change
•Religion, ethnicity and identity
•Globalisation and the nation-state
•Urbanisation, education and health
•Youth and modernity
•Media, IT and communication
•Literature and history
•Imagining alternative futures
While the focus will be on the above sub-themes, in the tradition
of the past five MSCs, we also welcome papers that will be presented
on the broad subject of “Malaysian Studies” conceived in the
fashion of area studies but related to the Conference’s theme.
With these issues and questions in mind, it is hoped that the 6th
International Malaysian Studies Conference will serve as an important
platform for the exchange of research findings and ideas on this
important theme of ‘Engaging Malaysian Modernity: 50 Years and
Beyond’.
CONFERENCE PROGRAMME
The Conference programme will consist of panels of papers, organised
as much as possible under a common theme. Each panel will consist of
3-4 paper presenters and a chair who also serves as discussant.
Participants are encouraged to form their own panels for this
Conference based on the subthemes outlined above or on other
dimensions of Malaysian Studies.
PANEL PROPOSALS
As has been the practice of past MSCs, there are three different
channels of paper presentation, as follows:
•Institutional panels – These are panels organised by institutions
such as research institutes and faculties.
•Thematic panels – These are panels organised by convenors on
selected themes. The convenor is responsible for deciding on
the theme and organising the presenters.
•Individual panels – These are panels consisting of individual
paper presenters. Individual paper presenters are welcome to
contribute. The Organising Committee will try to group such
papers accordingly, either into a thematic panel if they fall
under a common theme, or otherwise into omnibus panels, that
is, panels that need not necessarily address a common theme.
Note: As has been the practice of past MSCs, institutional panels
will bear the institution’s name as a means to raise the profile
of the institution. In return, the institution has to pay an
institutional registration fee of RM500. This does not include
the registration fee for each individual paper presenter (see below).
The participating institution may organise more than one
institutional panel at no extra cost.
SUBMISSION OF ABSTRACTS
Those intending to present papers at MSC6 must submit an abstract
of about 150 words to the MSC6 Secretariat latest by 15 March 2008.
Soft copies of the full written papers must be submitted latest
by 1 July 2008.
Those who plan to organise institutional or thematic panels should
also submit their panel abstracts by the same date. Individual
paper abstracts must be submitted together with panel abstracts.
The Organising Committee will vet all panel and paper proposals and
inform the proposer in due time of the outcome. To ensure the smooth
running of the Conference, the Organising Committee reserves the
right to accept or reject any panel or paper proposal. It is also
the right of the Organising Committee to proceed with or call off
any panel due to unforeseen circumstances.
As has been the past practice of MSCs, only those with full
papers will be allowed to make presentations at the Conference.
PowerPoint notes are note considered as papers.
Roundtables or forums on selected topics that need not necessarily
have written papers can only be organised by the MSC6 Organising
Committee.
REGISTRATION FEE
Participants who register early will enjoy the benefit of pre-
registration. The closing date for early or pre-registration is
15 June 2008. All registration after that date will be charged as
per normal. The registration fees are as follows:
Participants from & in Malaysia
PSSM members
Pre-registration RM300
After 15 June 2008 RM350
Non-members
Pre-registration RM400
After 15 June 2008 RM500
PSSM student members
Pre-registration RM130
After 15 June 2008 RM180
Students (non-members)
Pre-registration RM180
After 15 June 2008 RM230
Participants from abroad
PSSM members
Pre-registration USD130
After 15 June 2008 USD150
Non-members
Pre-registration USD150
After 15 June 2008 USD170
All Conference participants, including paper presenters, have
to pay their registration fees.
MODES OF PAYMENT
Those in Malaysia who want to pay their registration fees can
transmit their payment in Malaysian Ringgit by bank draft, money
order or postal order, payable to Persatuan Sains Sosial Malaysia
at the address below. Alternatively they can deposit the sum
directly into the Association’s bank account (see below), fax
the receipt to the Association with their name and MSC6 printed on
it, and bring the original receipt to the Conference as proof of
payment.
Please note that the practice of payment by cheque is discontinued
for MSC6 to avoid unnecessary technical problems.
Participants who reside overseas can transmit their payment in
US dollars directly into the Association’s bank account and fax
a copy of the receipt to the Association with their name and MSC6
printed on it. The payer, however, must bear any bank charges
incurred in the transaction and must bring the original receipt
to the Conference as proof of payment.
Those who want to pay at the time of registration on the day of
the Conference may do so only in Malaysian Ringgit by cash.
The Association’s bank account is as follows:
Name of payee : Persatuan Sains Sosial Malaysia
Name of bank : Commerce International Malaysia Berhad (CIMB)
Universiti Malaya Branch
Jalan Pantai Baru, Kuala Lumpur, Malaysia
Account Number : 1440-0005156-05-6
Swift code : CIBBMMYKL14400005156056
ACCOMMODATION
The Secretariat, is not responsible for hotel booking or any
other accommodation arrangements. Participants are required to
arrange their own accommodation. However, the Secretariat is
making arrangements for a special rate for MSC6 participants
at the Crowne Plaza Hotel, our conference venue, in Kuching.
There are also a number of budget hotels within walking distance
from the venue. The Secretariat will also make arrangements for
a special rate with these hotels. Please visit the hotel websites
for further information. (Detail information will follow).
ENQUIRIES
All abstracts, full papers and enquiries regarding MSC6 should be
sent to MSC6 Secretariat, Ms. Azlina Abdullah,
Email : pssmalaysia@yahoo.com or alin052@yahoo.com
and cc to Ms Sharifah Zarina Syed Zakaria
szarina@pkrisc.cc.ukm.my
Telephone : 6-03-8921 4175 / 4235 / 5161
Address : (Att: Ms. Azlina Abdullah)
c/o Institute of Malaysian and International Studies (IKMAS)
Universiti Kebangsaan Malaysia
43600 UKM Bangi
Selangor, Malaysia
Please visit organisation’s homepage at
http://pssmalaysia.tripod.com for further information
regarding the Association as well as other information.
2007年09月10日
Capacity Building Workshop of Young Social Science Scholars: Strengthening Of National Social Science Research System
Tempat : Hotel Equatorial Bangi.
Tarikh : 4 – 7 Nov 2007-08-23
Penyertaan terhad (20 peserta sahaja )
Anjuran : PSSM dengan kerjasama Suruhanjaya Kebangsaan UNESCO Malaysia (SKUM), Kementerian Pembangunan Wanita, Keluarga & Masyarakat; dan Institut Kajian Malaysia & Antarabangsa (IKMAS) UKM.
Yuran penyertaan : RM 300.00
PSSM akan mengadakan satu bengkel binaupaya selama 4 hari 3 malam yang bertajuk ‘Capacity Building Workshop of Young Social Science Scholars : Strengthening Of National Social Science Research System’. Bengkel ini bertujuan untuk melatih sarjana-sarjana muda yang terdiri daripada pensyarah universiti, pelajar siswazah atau mereka yang berminat dalam bidang sains sosial. Bengkel ini akan berlangsung selama 4 hari 3 malam (4 Nov – 7 Nov 2007).
Tempat adalah terhad, di mana permohonan 20 yang terawal sahaja akan dipilih menyertai bengkel kali ini bagi tahun ini. Permohonan yang selebihnya akan dipertimbangkan bagi sesi tahun hadapan, kerana bengkel ini adalah satu aktiviti tahunan PSSM.
Syarat-syarat penyertaan
1. Mereka yang layak memohon dan menjadi peserta ialah Pensyarah Kanan ke bawah termasuk pelajar pasca-siswazah.
2. Yuran penyertaan RM300 (penginapan, makan minum, sijil, beg / fail seminar, alatulis dll yang berkaitan dengan seminar)
3. Menyediakan dan menyerahkan kertas kerja / proposal tesis / penulisan akademik dalam Bahasa Malaysia atau Bahasa Inggeris (lebih kurang 15 mukasurat; Times New Roman 12’, 1.5 spacing) kepada Sekretariat sebelum 20 September 2007. Kertas kerja / proposal / penulisan akademik ini akan dibentangkan oleh peserta yang terpilih semasa pembentangan individu yang kemudiannya akan dinilai oleh fasilitator yang hadir.
4. Aturcara bengkel adalah dari 8 pagi hingga 10 malam. Semua peserta diwajibkan mengikuti ke semua sesi. Setiap peserta yang terpilih diwajibkan membentangkan kertas kerja / proposal tesis / penulisan akademik, semasa sesi pembentangan individu. Masa pembentangan adalah 60 minit (20 minit pembentangan, 40 minit komen fasilitator dan Q&A)
5. Kepada yang berminat sila hantarkan kertas kerja / proposal tesis / penulisan akademik (soft copy ) berserta dengan butiran diri (borang butiran diri) kepada Setiausahakerja PSSM di alamat e-mel pssmalaysia@yahoo.com. u.p Pn. Azlina Abdullah (No tel:03-89214175), tidak lewat dari 15 september 2007. Yuran penyertaan (RM300) hendaklah dijelaskan semasa penghantaran kertas kerja / proposal tesis / penulisan akademik, dalam bentuk tunai atau Cek Berpalang kepada Bendahari, Persatuan Sains Sosial Malaysia, d/a Institut Kajian Malaysia & Antarabangsa, 43600 UKM, Bangi Selangor.
6. Penarikan diri hanya dibenarkan atas sebab-sebab munasabah, pada atau sebelum 4 Oktober 2007. Yuran penyertaan tidak akan dikembalikan bagi penarikan diri selepas tarikh itu.
Tarikh : 4 – 7 Nov 2007-08-23
Penyertaan terhad (20 peserta sahaja )
Anjuran : PSSM dengan kerjasama Suruhanjaya Kebangsaan UNESCO Malaysia (SKUM), Kementerian Pembangunan Wanita, Keluarga & Masyarakat; dan Institut Kajian Malaysia & Antarabangsa (IKMAS) UKM.
Yuran penyertaan : RM 300.00
PSSM akan mengadakan satu bengkel binaupaya selama 4 hari 3 malam yang bertajuk ‘Capacity Building Workshop of Young Social Science Scholars : Strengthening Of National Social Science Research System’. Bengkel ini bertujuan untuk melatih sarjana-sarjana muda yang terdiri daripada pensyarah universiti, pelajar siswazah atau mereka yang berminat dalam bidang sains sosial. Bengkel ini akan berlangsung selama 4 hari 3 malam (4 Nov – 7 Nov 2007).
Tempat adalah terhad, di mana permohonan 20 yang terawal sahaja akan dipilih menyertai bengkel kali ini bagi tahun ini. Permohonan yang selebihnya akan dipertimbangkan bagi sesi tahun hadapan, kerana bengkel ini adalah satu aktiviti tahunan PSSM.
Syarat-syarat penyertaan
1. Mereka yang layak memohon dan menjadi peserta ialah Pensyarah Kanan ke bawah termasuk pelajar pasca-siswazah.
2. Yuran penyertaan RM300 (penginapan, makan minum, sijil, beg / fail seminar, alatulis dll yang berkaitan dengan seminar)
3. Menyediakan dan menyerahkan kertas kerja / proposal tesis / penulisan akademik dalam Bahasa Malaysia atau Bahasa Inggeris (lebih kurang 15 mukasurat; Times New Roman 12’, 1.5 spacing) kepada Sekretariat sebelum 20 September 2007. Kertas kerja / proposal / penulisan akademik ini akan dibentangkan oleh peserta yang terpilih semasa pembentangan individu yang kemudiannya akan dinilai oleh fasilitator yang hadir.
4. Aturcara bengkel adalah dari 8 pagi hingga 10 malam. Semua peserta diwajibkan mengikuti ke semua sesi. Setiap peserta yang terpilih diwajibkan membentangkan kertas kerja / proposal tesis / penulisan akademik, semasa sesi pembentangan individu. Masa pembentangan adalah 60 minit (20 minit pembentangan, 40 minit komen fasilitator dan Q&A)
5. Kepada yang berminat sila hantarkan kertas kerja / proposal tesis / penulisan akademik (soft copy ) berserta dengan butiran diri (borang butiran diri) kepada Setiausahakerja PSSM di alamat e-mel pssmalaysia@yahoo.com. u.p Pn. Azlina Abdullah (No tel:03-89214175), tidak lewat dari 15 september 2007. Yuran penyertaan (RM300) hendaklah dijelaskan semasa penghantaran kertas kerja / proposal tesis / penulisan akademik, dalam bentuk tunai atau Cek Berpalang kepada Bendahari, Persatuan Sains Sosial Malaysia, d/a Institut Kajian Malaysia & Antarabangsa, 43600 UKM, Bangi Selangor.
6. Penarikan diri hanya dibenarkan atas sebab-sebab munasabah, pada atau sebelum 4 Oktober 2007. Yuran penyertaan tidak akan dikembalikan bagi penarikan diri selepas tarikh itu.
2007年07月25日
Malaysia Economic Development Since Merdeka by KS Jomo
Strategic Information and Research Development Centre
11, Lorong 11/4E, 46200 Petaling Jaya, Selangor, Malaysia
Tel: 03-7957 8342/8343 Fax: 03-7954 9202
Present
Malaysia Economic Development Since Merdeka:
Lessons for the Present and Future
Date: 30 JULY 2007 (Monday)
Time: 8.00PM – 10.00PM
Venue: Kuala Lumpur & Selangor Chinese Assembly Hall
No. 1, Jalan Maharajarela, 50150 Kuala Lumpur (Near Maharajarela Monorail Station)
Guest Speaker:
Prof. KS Jomo
Jomo K. S. has been Assistant Secretary General for Economic Development in the United Nations' Department of Economic and Social Affairs (DESA) since January 2005. He was Professor in the Applied Economics Department, Faculty of Economics and Administration, University of Malaya until November 2004, and was on the Board of the United Nations Research Institute on Social Development (UNRISD), Geneva (2002-4). He is Founder Chair of IDEAs, International Development Economics Associates (www.ideaswebsite.org)
Born in Penang, Malaysia, in 1952, Jomo studied at the Penang Free School (PFS, 1964-6), Royal Military College (RMC, 1967-70), Yale (1970-3) and Harvard (1973-7). He has taught at Science University of Malaysia (USM, 1974), Harvard (1974-5), Yale (1977), National University of Malaysia (UKM, 1977-82), University of Malaya (since 1982), and Cornell (1993). He has also been a Visiting Fellow at Cambridge University (1987-8; 1991-2) and was Visiting Senior Research Fellow at the Asia Research Institute, National University of Singapore (2004).
He has authored over 35 monographs, edited over 50 books and translated 11 volumes besides writing many academic papers and articles for the media. He is on the editorial boards of several learned journals. Some of his most recent book publications include Malaysia's Political Economy (with E. T. Gomez), Tigers in Trouble, Rents, Rent-Seeking and Economic Development: Theory and the Asian Evidence (with Mushtaq Khan)
Abstract:
Malaysia as a nation turns into 50 this year. In commemoration of 50 years of nationhood, there has never a better time for Malaysians to reflect on the present, its origins in the past and what the future holds. The economic crisis that began in 1997 has reduced growth rates since.
Ten years after the crisis, how far has Malaysia recovered? What is the present situation of the Malaysian economic? Is FDI the solution for Malaysia's economic stagnation? All these questions and many more will be addressed by Prof. Jomo. This discussion should open a debate on our shared future as a nation.
Language: English
ALL ARE WELCOME!
FOR ENQUIRIES: Should you require further clarification or assistance, please do not hesitate to contact our Project Coordinator at SIRD, Lee Khai Loon (kllee78@gmail.com) at DL: 77831164 or mobile: 013-3970519. Project Assistant, Chua Yee Ling (yling1983@gmail.com) or mobile: 012-7355025
11, Lorong 11/4E, 46200 Petaling Jaya, Selangor, Malaysia
Tel: 03-7957 8342/8343 Fax: 03-7954 9202
Present
Malaysia Economic Development Since Merdeka:
Lessons for the Present and Future
Date: 30 JULY 2007 (Monday)
Time: 8.00PM – 10.00PM
Venue: Kuala Lumpur & Selangor Chinese Assembly Hall
No. 1, Jalan Maharajarela, 50150 Kuala Lumpur (Near Maharajarela Monorail Station)
Guest Speaker:
Prof. KS Jomo
Jomo K. S. has been Assistant Secretary General for Economic Development in the United Nations' Department of Economic and Social Affairs (DESA) since January 2005. He was Professor in the Applied Economics Department, Faculty of Economics and Administration, University of Malaya until November 2004, and was on the Board of the United Nations Research Institute on Social Development (UNRISD), Geneva (2002-4). He is Founder Chair of IDEAs, International Development Economics Associates (www.ideaswebsite.org)
Born in Penang, Malaysia, in 1952, Jomo studied at the Penang Free School (PFS, 1964-6), Royal Military College (RMC, 1967-70), Yale (1970-3) and Harvard (1973-7). He has taught at Science University of Malaysia (USM, 1974), Harvard (1974-5), Yale (1977), National University of Malaysia (UKM, 1977-82), University of Malaya (since 1982), and Cornell (1993). He has also been a Visiting Fellow at Cambridge University (1987-8; 1991-2) and was Visiting Senior Research Fellow at the Asia Research Institute, National University of Singapore (2004).
He has authored over 35 monographs, edited over 50 books and translated 11 volumes besides writing many academic papers and articles for the media. He is on the editorial boards of several learned journals. Some of his most recent book publications include Malaysia's Political Economy (with E. T. Gomez), Tigers in Trouble, Rents, Rent-Seeking and Economic Development: Theory and the Asian Evidence (with Mushtaq Khan)
Abstract:
Malaysia as a nation turns into 50 this year. In commemoration of 50 years of nationhood, there has never a better time for Malaysians to reflect on the present, its origins in the past and what the future holds. The economic crisis that began in 1997 has reduced growth rates since.
Ten years after the crisis, how far has Malaysia recovered? What is the present situation of the Malaysian economic? Is FDI the solution for Malaysia's economic stagnation? All these questions and many more will be addressed by Prof. Jomo. This discussion should open a debate on our shared future as a nation.
Language: English
ALL ARE WELCOME!
FOR ENQUIRIES: Should you require further clarification or assistance, please do not hesitate to contact our Project Coordinator at SIRD, Lee Khai Loon (kllee78@gmail.com) at DL: 77831164 or mobile: 013-3970519. Project Assistant, Chua Yee Ling (yling1983@gmail.com) or mobile: 012-7355025
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